二人の仲が深まっていくと

二人の仲が深まっていくと、どうしてもなあなあな関係になってしまうもの。かつては愛し合ったことのある二人なのに、くたびれた夫婦のように馴れ合ってしまったり、お互いを大切にしなくなったり。
もちろん、だからといって彼に対する愛情がなくなってしまったわけではないのでしょう。恋愛の愛情とは違う、たとえば家族に対する愛情のようなものが芽生えてくる。激しく燃える思いはないけれど、大切に思う気持ちはある、そんな状態になっているのかも。
でも、そんな関係になったときに、どうしても相手に甘えが出てきてしまうのが人間です。それほどつき合いの深くない相手には、気を遣ったり、優しくしたりできるのに、親しい人間にこそ優しくできなかったり、気を遣わなかったり……。
感謝の気持ちを忘れて、自分の願望ばかり押しつけたり、要求ばかりしたりしてしまうこともあるでしょう。彼にいいところもあるのに、そこは見ないで欠点ばかりを見てしまったり、不平不満ばかり口にしたりすることもあるかもしれません。
これは、悲しいことです。お互いのことを好きになり、さまざまな過程を経て、今二人が一緒にいるのに、悪いところばかりを責め立ててしまうなんて。あなたが相手に対してそうなのですから、相手だってあなたに同じことを思っていたり、同じ行動をとっているかもしれません。
では、そんな関係は、あなたから断ち切って。「ダメな男」とか「甲斐性なし」とか「優しくない」とか、彼のマイナスな部分ばかり口にするのはもうやめましょう。そうではなく、あえてプラスの部分ばかり見つけて口にするのです。
たとえば「○○君って気が利くよね」とか、「面白いよね」とか、「新しいことたくさん知ってるよね」とか。とにかく、いいところだけを見て、そして口に出すのです。
こうしていると、だんだんとあなたの気持ちが変わってくるはず。「こんなにいいところがたくさんあったんだ」と再発見をして、彼を見直す気持ちになるでしょう。また、口に出して相手に言うことで、二人の関係が前よりずっとよくなるはずです。
言われた彼は嬉しいし、それによって自信もついてきます。そして、いつも自分のいいところを口にしてくれるあなたのことを、大事に思いはじめるでしょう。「僕を勇気づけてくれる」「僕のことをわかってくれるのはこいつだけだ」なんて。きっと、あなたのことも誉めてくれたり、優しくするようになるのではないでしょうか？
こうなると、好循環、GOODスパイラルの始まりです。あなたが誉める、彼が喜ぶ、彼があなたを誉める、あなたが喜ぶ、さらに彼を誉める……なんて具合に。
マンネリを通り越し、くたびれた夫婦の域になった二人の関係でも諦めないで。まだ、関係を活性化させる方法はあるのです。あなたからまず、アクションを起こしましょう。

※上記参照
親しき仲にも礼儀あり！！